発達障害の特性・現れ方

発達障害の特性と現れ方について触れていきます。
発達障害のそれぞれの種類について解説します。発達障害の種類は、
それぞれが個別に存在するといより、特性が重なり合って出ることが多いものです。
つまり「ADHD」だけの特性を持つ人もいるけれど、
「ADHD」の特性と「ASD」の特性を併せ持つ、
あるいは「ADHD」と「ASD」、そして「LD(学習障害)」を併せ持つこともあるということ。
それぞれがどれくらいの比率でかけ合わさるのかは人によるし、
そもそもの障害の特性の濃い薄いも人によります。
つまり、一口に「発達障害」と言っても、特性の現れ方はひとりひとり違い、
それが「発達障害」の理解を難しくしている原因のひとつでもあります。
日本の発達障害者支援はアメリカより40年遅れている!?
いっぽう日本では、そこから約20年遅れて、
2002年に文部科学省が通常学級にいる発達障害児の存在を調査。
当時の調査でクラス全体の6.3%(1クラスに1〜2人の割合)に、
発達障害のある子がいると発表。その3年後の2005年に「発達障害者支援法」が定められました。
発達障害に関する研究は、一部の専門家の中ではもっと前から進められていましたが、
その頃の日本の発達障害者支援は、アメリカより40年は遅れていると言われていました。
「DSM」はその後も改訂を繰り返し、
ADDは現在「注意欠如/多動症(ADHD:Attention Deficit Hyperactivity Disorder)」と言われています。
また、以前よく耳にしていた「アスペルガー症候群」は、
その特性を含む他の自閉性障害とあわせて
「自閉スペクトラム症(ASD:Autistic Spectrum Disorders)」と言われています。
”syogakukan 引用”
まだまだ日本の支援・知識は遅れていますが、
自閉症LABOの目指すところ。セミナーやカンファレンスでは
『先進の情報と支援を』皆様に届けてまいります。